開始基準と完了基準
- 開始基準(entry criteria): テストを始めてよい条件。 例: テスト環境が利用可能、テストベースがレビュー済み、スモークテストに合格
- 完了基準(exit criteria): テストを終えてよい条件。 例: 計画したテストの実行率、要件カバレッジの達成、未修正の重大欠陥ゼロ、残存リスクの合意
「時間切れになったので完了基準を満たしたことにする」は誤りで、基準を満たせない場合は ステークホルダーと協議して基準を見直すか、リスクを合意したうえで判断します。 完了基準はテスト計画時に定義し、モニタリングで達成状況を追跡します。
良い完了基準の条件
- 測定可能であること(「十分にテストした」ではなく「優先度高のテストケース100%実行」)
- プロダクトの品質リスクと対応していること
- ステークホルダーと合意されていること
テスト完了活動(4つの内容)
テストレベルの完了時やリリース後に行う活動で、シラバスでは次の内容が挙げられます。
- 未完了事項の確認: 未解決の欠陥・未実行のテストを整理し、必要なら次への引き継ぎ事項にする
- テストウェアの整理・保管: テストケース・データ・環境を再利用できる形で引き渡す
- 振り返り(レトロスペクティブ): うまくいったこと・改善点を分析し、 プロセス改善につなげる
- テスト完了レポートの作成: テストの実施結果・完了基準の達成状況・残存リスク・ 品質の評価をまとめてステークホルダーへ報告する
「リリースしたらテスト活動は終わり」ではなく、学びを次に引き継ぐまでが完了活動です。
テスト完了レポートに書くこと
- テストの概要と、計画からの逸脱(範囲・スケジュール・工数)
- 完了基準の達成状況と、その根拠となるメトリクス
- 残存リスクと未解決の欠陥
- 品質に対する総合評価とリリース判断への情報提供
学習のポイント
「開始/完了基準の分類」「完了活動に含まれる/含まれない活動の判別」がそのまま出題されます。 演習問題で選択肢のパターンに慣れておきましょう。